僕が一番好きな小説「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの第13弾。
今作は下記の4作品が収録されています。
- 滝野川炎上ドライバー
- 上池袋ドラッグマザー
- 東池袋スピリチュアル
- 裏切りのホワイトカード
順番にあらすじを見ていきます。
滝野川炎上ドライバー
ここ最近は有名人でなくても気をつけなければいけない「ネット炎上」を題材にした話しになります。
「いつ」「誰が」「どんな原因で」ネット炎上するかは分からない。
そして一度炎上すると個人情報はあっという間に特定され、実社会にまで影響を及ぼす。
それが真実でなかったとしても。
それを痛感させられる話しになってます。
上池袋ドラッグマザー
定期的に見る有名人の覚醒剤などのドラッグの話し。
とは言ってもドラッグにはまったのは有名人などではなく、成績優秀な娘を持つシングルマザー。
今回はその成績優秀な娘から母を救ってほしいという依頼。
ドラッグの誘惑、依存は思わぬところからやってくる。
自分は絶対大丈夫だと思ってますが、注意しないといけないですね。
東池袋スピリチュアル
凄腕ハッカーであるゼロワンが久しぶりに登場するこの回。
ゼロワンから何度も見る夢の真相を突き止めるようにと依頼を受けるマコト。
そんな中、スピリチュアルな話しは信じないマコトだったが、信じざるを得ない一人の女性と出会いスピリチュアル詐欺の話しへと事件は発展していく。
今回はマコトよりもゼロワンの活躍が光る話しです。
あぁ・・・。
ゼロワンのような技術力がほしい。
裏切りのホワイトカード
半日で10万円以上の超高級の短期バイト。
あなたならこの話しを聞いてどう思いますか?
どうあがいてもやばい匂いしかしないですよね。
「ワンクリックだけで稼げます」
「コピペだけで稼げます」
こういった類の情報と同じでしょう。
でも、それが分かっていてもお金がないと正常な判断力が失われて飛びついてしまう。
短期バイトの真相と共に巨大財団の息子を連れ戻すという依頼を並行でこなしていくという話し。
まとめ
ネット炎上、ドラッグ、スピリチュアル詐欺、怪しげなバイト・・・。
全ての話しが「自分は大丈夫」と思っていてもいつ自分が巻き込まれてもおかしくない話しとなってます。
特に僕は今、うつ病という精神的に弱っている状態なので、特に注意が必要ですね。
にしても何作目になってもマコトに立ち振る舞いはカッコ良すぎます。
クラシック愛し、流行りに流されてないあたりが良いですね。
歳は取らないけど使用するもの現代の時事ネタを取り上げてくるので、古臭くもなく読みやすいです。
読むたびに第1弾からまた読み返したくなります。
小説の池袋ウエストゲートパークにはドラマにはない良さが詰まっているので、ドラマしか見たことがないと行った人などには是非読んでもらいたいですね。
絶対はまりますよ!!