こんにちは。じゅに(@Jyu210)です。
数年前からクラウドSIMを採用したポケットWiFiのレンタルサービスが話題になっています。
僕も以前クラウドSIMのポケットWiFiである、どんなときもWiFiを使用していましたが、大規模な通信障害が発生した際に解約してしまいました。
僕と同じようにどんなときもWiFiの大規模な通信障害でクラウドSIMを、解約してしまった方は多いのではないでしょうか。
どんなときもWiFiの大規模な通信障害の時にもクラウドSIMの仕組みや通信障害の原因を解説している記事も書いているので、そちらもご覧ください。
僕は現状は通常SIMのポケットWiFiを使用しています。
この記事を読んでいただくことで、
- クラウドSIMの仕組みが分からないから導入するのが不安
- クラウドSIMのメリット、デメリットが知りたい
- オススメのクラウドSIMのポケットWiFiは?
といった悩みを解決することができます。
僕は今現在はクラウドSIMではない通常SIMのポケットWiFiを使用していますが、やはりクラウドSIMは気になります。
改めてクラウドSIMの仕組みなどをおさらいすることで、クラウドSIMへの乗り換えも検討していきたいです。
では、早速みていきましょう。
目次
クラウドSIM(WiFi)とは
クラウドSIMとは中国のuCloudlink社によって開発された、新しいクラウドの特許技術になります。
ポケットWiFi自体に物理的なSIMカード挿すことなく、クラウド上のサーバーにSIMカードの情報を管理する技術です。
クラウドSIMに対応したポケットWiFiの電源を入れることによって、クラウド上のサーバーからSIMカードの情報を取得しインターネット接続が可能となります。
クラウドSIM(WiFi)の仕組み
クラウドSIMの仕組みは先に簡単に触れましたが、クラウド上のサーバーにSIMカードの情報を管理する技術になります。
画像の通りクラウド上のサーバーには各キャリア(docomoやau、SoftBankの3大キャリアのものや海外で使用できるもの)が保管されています。
クラウドSIMに対応したポケットWiFiの電源を入れることで、クラウド上のサーバーに保管されたいずれかのSIMカードの情報に接続してインターネット接続が可能になります。
ポケットWiFiの場所や接続する時間帯によって、キャリアに関係なく最適なSIMカードに接続されるので接続可能エリアが広いのが特徴です。
クラウドサーバー上には海外で利用できるSIMカード情報も保管されているので、特に特別な手続きは不要で海外でもそのまま使用できるのも大きな特徴の一つになります。
クラウドSIM(WiFi)のメリット
クラウドSIMには色々なメリットがあります。
ひとつひとつ見ていきましょう。
3大キャリアの回線が使用できるので接続エリアカバー範囲が広い
クラウドサーバー上には3大キャリア(docomo、au、SoftBank)のSIMカード情報が保管されています。
ポケットWiFiの場所や接続する時間帯によって、最適なSIMカード情報が使用されるので接続エリアカバー範囲が広いです。
今となってはほとんで差はありませんが、細かくは3大キャリアごとに接続可能エリアが異なるので、3大キャリアが接続可能エリアとしている全て場所で使用することができます。
3大キャリア全ての接続可能エリアが使用できるとなればほとんど圏外になることはないですね。
特別な手続きは不要で海外でもそのまま使用できる
クラウドサーバー上には日本の3大キャリアのSIMカード情報だけでなく、海外で使用できるSIMカードの情報も保管されています。
日本でポケットWiFiの電源をONすると日本の3大キャリアのSIMカードに接続されますが、海外で電源ONすると海外で利用できるSIMカードに接続されます。
通常は海外でポケットWiFiを使用しようとすると、海外で使用できるSIMが挿さったポケットWiFiをレンタルしたり、SIMカードの購入が必要です。
しかし、クラウドSIM技術が採用されているポケットWiFiを使用していれば、特別な手続きなどなく海外でも電源をONするだけで使用することができます。
ただし、海外利用は基本料金とは別料金(700円/日など)がかかるので注意が必要です。
よく海外旅行や海外出張する方には便利ですね。
回線工事不要で利用できる
クラウドSIMのポケットWiFiは回線工事不要で使用できます。
Webサイトから申し込みを行うと端末は最短即日発送で、手元に届いて電源ONすれば使用を開始できます。
面倒な回線工事は必要ないので、即自宅や外出先のインターネット回線としての利用が可能です。
転勤などで引越しが多い方などにはありがたいですね。
複数端末に同時接続できる
クラウドSIMを採用しているポケットWiFiだけではありませんが、複数端末同時にインターネット接続できます。
同時に接続できる端末の数はポケットWiFiの機種によってかわってきますが、スマホやタブレット、PCにゲームまでインターネットに接続できるようになったのでありがたいです。
スマホのテザリングで事足りるという意見もありますが、テザリングはスマホのバッテリーをかなり消費するため、スマホのバッテリーを常に気にする必要があります。
スマホやタブレット、PCそれぞれにSIMを契約すると料金が割高になってしまいます。
料金に対して使用容量が大きい
3大キャリアや格安SIMの大容量プランと比較しても、料金に対しての使用容量が大きいのが特徴です。
3大キャリアなどだと20GBで3,000円/月ほどなのに対して、クラウドSIMを採用したポケットWiFiは100GBで3,500〜4,000円/月ほどになります。
容量は80GBの差があるのに、値段は1,000円ほどしか変わらないのでコスパフォーマンス抜群です。
20GBのSIMを5契約すると考えるとゾッとしますね。
1日○GB、3日◯GBなどの短期間での容量制限がない
WiMAXなどに多い、1日◯GBや3日で◯GBまでという短期間での容量制限がありません。
短期間での容量制限があると、いくら月間の容量が大きくとも日々容量制限にビクビクしながら使用する必要がでてきます。
せっかく大容量の契約を行っているのに、容量制限にビクビクしながらすごしたくないですよね。
WiMAXは高速通信がウリですが短期間の容量制限がネックです。
端末保証がついてるサービスが多い
クラウドSIMを採用しているポケットWiFiは基本的にレンタルサービスとなっているため、端末が故障すると修理代が必要です。
しかし、各社とも300円/月ほどからの安価で端末の保証が受けれるサービスを用意しているので、安心して使用できます。
僕はケチって端末保証サービスはつけていませんが…。
クラウドSIM(WiFi)のデメリット
ここまでクラウドSIMのメリットをあげてきましたが、デメリットもあります。
こちらもひとつひとつ見ていきましょう。
完全容量無制限のプランはない
料金に対して使用容量が大きい、1日○GB、3日◯GBなどの短期間での容量制限がないというメリットをあげましたが、月間の使用容量は定められています。
クラウドSIMが導入されたばかりの頃は、容量無制限タイプのものが多数ありました。
しかし、冒頭で書いたようにどんなときもWiFiの大規模な通信障害が発生したことで、各社とも100GBなどの使用容量を定める結果となりました。
固定の光回線は使用容量の制限はありませんが、外に持ち出すことはできません。
その点、ポケットWiFiであれば外に持ち出すことも可能というところはあります。
縛り(最低契約期間)が設けられているものが多い
以前3大キャリアなどでよくあった縛り(最低契約期間)が設けられているものが多いです。
縛り期間内に解約した場合は解約料が発生してしまうため、お試しでの契約や短期間での契約はしにくくなっています。
縛りが設けられているものが多いというだけで、縛りがないものもあります。
ポケットWiFi端末が自分のものにならない
通常スマホなどを契約すると端末は購入することになるので、解約後も自分のものとなります。
クラウドSIMを採用したポケットWiFiは基本的にレンタルサービスとなっているため、解約時にポケットWiFi端末の返送が必要です。
解約後に手元に端末が残らないのはなんか損した気分になります。
クラウドSIM(WiFi)を採用しているポケットWiFi
クラウドSIMを採用しているポケットWiFiは多くあります。
とりあえず14社あげましたが、結構多いですね…。
今回はこの中から僕がオススメするクラウドSIMを採用したポケットWiFiを紹介します。
クラウドSIM(WiFi)のオススメ
クラウドSIMを採用しているポケットWiFiがオススメするのがクラウドWiFi(旧クラウドWiFi東京)になります。
クラウドWiFiは縛り(最低契約期間)が定められているものが多い中、縛りなしで契約することが可能です。
初期費用が3,300円(税込)かかってしまいます(他社も初期費用はかかるものが多い)が、縛りなしで契約できるのはちょっとしたお試し利用などもできるのでありがたいですね。
かんじんな容量と料金は100GBで3,718円/月になります。
クラウドWiFiの詳細は記事にしていますので、そちらを参照ください。
縛りがないものの中では最安値クラスとなっています。
\契約期間の縛りなし、解約金0円クラウドWiFi/
クラウドSIM(WiFi)でないオススメポケットWiFi
クラウドSIM(WiFi)は以前のどんなときWiFiのような大規模な通信障害が発生するのでは?と不安の方もいるでしょう。
そんな方は、クラウドSIMではなくポケットWiFi端末に普通にSIMを挿すタイプのものが良いです。
そこでオススメなのは僕が使用しているSTAR WiFi(SoftBankのメイン回線)になります。
こちらもクラウドWiFiと同じく契約時に初期費用が3,278円かかってしまいますが、縛りがなくいつ解約しても解約金がかかりません。
そして容量は100GBで料金は3,718円/月とクラウドWiFiと同等の料金になります。
STAR WiFiにはSIMのみレンタルするプランもあるので、SIMフリーのポケットWiFiを持っているのであれば、より安価(100GBで3,338円/月)に利用できます。
STAR WiFiについても別記事にしていますので、是非そちらを参照ください。
僕はどんなときもWiFiを解約したときに特別な契約だったため、ポケットWiFi端末が手元に残りました。
そのためSIMのみプランを利用しています。
\SoftBankメイン回線のポケットWiFi/
クラウドSIM(WiFi)の仕組みまとめ
いかがだったでしょうか?
クラウドSIMの仕組みとメリット・デメリット、オススメのポケットWiFiを紹介しました。
クラウドSIMとはクラウドサーバー上に色々なSIMカードの情報を管理する技術となっており、日本の3大キャリアや海外で使用できるSIMが管理されています。
クラウドサーバー上に管理されたSIMカードの情報から、最適なSIMカードでインターネット接続可能エリアが広いのが特徴でした。
それ以外の良いところも振り返ってみます。
個人的にスマホやタブレット、PCにゲームとインターネット接続が必要となる機器が増えているので、1台で複数端末に同時接続できるという点が良いですね。
クラウドSIMを採用しているポケットWiFiは色々ありますが、その中で僕のオススメはクラウドWiFi(旧クラウドWiFi東京)です。
初期費用は3,300円かかってしまうものの、縛りなしで容量100GBで3,718円/月でコストパフォーマンスがかなり高いです。
クラウドSIMが気になるという方は縛りもないので、お気軽にお試しください。
\契約期間の縛りなし、解約金0円クラウドWiFi/