どんなときもWiFi炎上してますねぇ。
今日はどんなときもWiFiから通信障害について最終的にきたメールの内容と、改めてクラウドSIM仕組みと通信障害の概要を図解で紹介しました。
まずはクラウドSIMの仕組みから。
目次
どんなときもWiFiが採用しているクラウドSIMの仕組み
絵、字が下手ですいません・・・。
クラウドSIMはunCloudlink社という中国の会社の特許技術であり、クラウドサーバー上にたくさんのSIMを用意し、各端末にクラウドサーバー上からSIM情報をダウンロードして通信を行います。
クラウドサーバー上からダウンロードされるSIM情報はその時、その場所によって最適なものとなるので、通信障害が発生した場合に再起動したら別のSIM情報に切り替わるため、一時的に復旧できたりするわけですね。
また、複数の端末が同じSIM情報を共有することもあり得ます。
どんなときもWiFiの通信障害の概要
今回のどんなときもWiFiの通信障害の原因は2つと発表されています。
- 一部のキャリアからのSIMカードの提供がストップしており、SIMの増強に遅延が生じている
- SIMカードを動かすための設備の製造および発送が停止、遅延している
一部のキャリアからのSIMカードの提供がストップしており、SIMの増強に遅延が生じている
新型コロナの影響で休校やリモートワークが盛んに行われるようになって、いつもよりも通信量が増えてしまっているのではないかと考えられます。
そうなるとSIMカードを提供しているキャリア側もSIMの運用が厳しくなり、MVNO業者にSIMの提供を行う余裕がなくなっているため発生していると思われます。
ここが自社回線じゃないというところの弱みですね。
新たなSIMが提供されないということは、どんなときもWiFiに提供されているSIMは速度制限がかかったものばかりになってしまい、いくら再起動しても速度制限がかかっているSIMにしか接続できない状況となっていることが予想されます。
SIMカードを動かすための設備の製造および発送が停止、遅延している
クラウドSIMサーバー自体の増強の話しだと思いますが、これもunCloudlink社が握っているため、どんなときもWiFiではどうにもできません。
新型コロナの影響はあるんでしょうが、都合の良い理由をつけていると言うふうに感じなくもないですね。
続いて現時点でどんなときもWiFiから来ている最後のメールを紹介します。
どんなときもWIFi通信障害の対応 回線休止の案内その2
2020年3月22日(日)18:17に運営より以下のメールが届きました。
平素より、どんなときもWiFiをご利用いただき誠にありがとう
ございます。
この度は度重なる障害発生により、ご利用者様には多大なるご不便とご迷惑をおかけしており大変申し訳御座いません。 昨日ご案内させて頂いた下記《回線休止申請のご案内》ですが、現
在の状況および休止申請について重ねてお伝えしたいことが御座い ますので、再度ご案内いたします。 ■回線休止申請のご案内
https://bit.ly/2J7is6U現在の状況ですが、問題なく利用できている方もいれば、障害の影
響で利用できていないお客様もいる状態でございます。ただし、回 線提供を受けているパートナー会社よりお客様お一人ずつの利用状 態の共有はされておりませんので当社側ではどのお客様が障害の影 響を受けているのか判断がしきれておりません。 その為、現在問題なくご利用頂けているお客様に関しては通常通り
の月額料金を請求させて頂きます。
休止申請がない場合、後程の日割り免除対応が出来かねますので、予めご了承くださいませ。 現在の復旧見込みは4月上旬頃となっている為、本申請では3月末
までの一時休止受付となります。
復旧は前後する可能性が御座いますので復旧目途が立ちましたら、「再開に関するお知らせ」を行いこちらから提示した再開日に合わ せて再開の処理をさせて頂きます。(再開時は申請不要) ——————————
—————————— —————————–
《回線休止に関する注意事項》■回線休止日:当フォームより申請頂いた日の翌日
例)3/21中に申請 → 3/22 AM9時以降に順次停止■休止期間中の費用:休止完了日を含む再開日までの日割り料金を
免除
例)3/22に休止 → 4/1より再開
※3/22~3/31までの10日分の料金を免除 (次月以降の請求予定金額より減額予定)
———————————————————— —————————– 大変恐れ入りますが”回線休止”をご希望のお客様は下記より申請
をお願い致します。
■回線休止申請フォーム
https://bit.ly/2wiWawi
※申請フォームにて申請した翌日AM9時以降で順次回線停止致しますのでご注意ください。
(休止日を調整したい場合は休止したい日の前日に申請をお願いします) また今回の障害発生による違約金免除の実施は、現在関係各所と調
整中の為、現段階では未定でございます。 度重なるご案内となっており、大変申し訳御座いませんが何卒ご理
解・ご認識の程宜しくお願い致します。 引用元:どんなときもWiFi通信障害対応メール
どんなときもWIFi通信障害の対応 回線休止の案内その2メールの要約
今回の回線休止の案内メールその2の案内メールの要約は以下の通りです。
- 障害の復旧の目処がたった場合は「再開に関するお知らせ」を行う
(現時点での復旧見込みは4月上旬頃) - 問題なく利用できるている人、障害の影響で利用できていない人がいるがどんなときもWiFiではどのユーザーが障害の影響を受けているか判断しきれていない
- 問題なく利用できている人は通常通りの月額料金を請求する
- 回線休止申請フォーム(https://bit.ly/2wiWawi)で申請しない限り、問題なく利用できていると判断する
- 回線休止申請フォームから申請した翌日から再開日までの日割り料金を免除
- 解約違約金免除については、関係各所と調整中のため、現段階では未定
回線休止申請の方法は前回の記事で記載しているのでそちらを参照してください。
要点を順番に見ていきます。
障害の復旧の目処がたった場合は「再開に関するお知らせ」を行う
これは当然の話しですよね。
現時点では4月上旬頃の復旧の見込みだそうですが、4月になれば速度制限されているSIMの制限が解除されるために復旧するであろうということでしょう。
問題なく利用できるている人、障害の影響で利用できていない人がいるがどんなときもWiFiではどのユーザーが障害の影響を受けているか判断しきれていない
接続されているSIMの情報はキャリアが、クラウドSIMの仕組み自体はunCloudlink社の特許技術なのでしょうがないのかもしれません。
しかし、回線休止申請フォームを設けて「問題ある人は連絡してね」ってスタンスがどんなときもWiFiがサジを投げている感があって炎上の要因の一つとなっているように思います。
問題なく利用できている人は通常通りの月額料金を請求する
強気か!!
しかも問題なく利用できてる人の判断は「回線休止申請フォームで申請しなかった人」。
回線休止申請を忘れると実際には影響を受けていたとしても、通常通りの月額料金を請求されることになります。
回線休止申請フォームで申請しない限り、問題なく利用できていると判断する
上記した通りですね。
ちょっと理解に苦しみますね。
回線休止申請フォームから申請した翌日から再開日までの日割り料金を免除
いや、回線休止申請フォームを設置する以前から通信障害は発生してるんですけど・・・。
その分の補填はなしってことなんでしょうか?
解約違約金免除については、関係各所と調整中のため、現段階では未定
みなさんが気になっているのはこの部分でしょう。
2月末の通信障害では解約違約金の免除ができて、今回できない理由は見当たらないです。
どんなときもWiFiの関係者の方々、どうか自分がユーザーの立場になって考えてみてください。
通信ができない=動画が見れないとかいう問題じゃないんですよ。
通信ができない=作業できないという方もたくさんいるんです。
作業をするためにいち早くサービスを乗り換えるなどして、この状況を抜け出す必要があるんです。
そんな方達から解約違約金を取るんですか?
まとめ
今回は改めてクラウドSIMの仕組みとどんなときもWiFiの通信障害の概要を図解で紹介しました。
仕組み的にはクラウドWIFi東京などクラウドSIMを採用しているサービスは同じ状況になり得る可能性があるということです。
また、4月以降になっても月末になって速度制限がかかったSIMが多くなるとまたもや同じような状況になるといった可能性もあります。
これは不安ですよね・・・。
ということはFUJIWiFiなどソフトバンク回線の物理SIMを採用しているサービスのほうが自分自身の通信量だけ気にしておけば良いので安心なのかもしれないです。
いずれにしてもどんなときもWiFiのメールには不安や不信感しかないので、こんご運営が冷静になり適切な対応がされることを望みます。