嫁さんがうつ病の僕のために図書館で借りてきた本パート4。
本田直之さんの「たった3つのクセを直せば人生うまくいく」
前回の「自分をドンドン傷つける「心のクセ」は捨てられる!」に続いて心(考え方)のクセに関する本になります。
目次
著者紹介:本田直之
「たった3つのクセを直せば人生がうまくいく」の著者はレバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEOの本田直之さんです。
シティバンクなどの外資系起業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。
現在は日米のベンチャー起業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。
日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ取締役、米国Global Vision Tehnology社取締役、アスロニア取締役、アロハテーブル取締役、メディカル&スタイル顧問を兼務。
また、経営者を中心としたトライアスロンチーム、Team Alapaを主宰する傍ら、走ることを通じて寄付を呼びかけるプロジェクトRun for Charityにも参加。
東京、ハワイに拠点を構え、1年の半分をハワイで生活するデュアルライフを送る。
著書に、ベストセラーシリーズとなった、「レバレッジ・リーディング」「レバレッジ・シンキング」「レバレッジ・オーガナイザー」をはじめ、「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」、「本田式サバイバル・キャリア術」ほか。
単行本は累計150万部を突破。
どれだけの会社の取締役を兼任してるんだというすごい方ですね。
それにプライベートでもトライアスロンをするというパワフルさ。
あと、ベストセラーシリーズの「レバレッジ・リーディング」については以前読んでいます。
内容
いきなり2つの質問から入ってきます。
その2つの質問の答えは2択になっているんですが、その答えで「考え方のクセ」が分かるとのこと。
そのクセとは・・・・
「わるい思考」と「よい思考」の2つです。
そして、この本のポイントは
「悪い思考のクセ」を減らして、「よい思考のクセ」を増やすことというシンプルなもの。
よい思考をすると以下のようなプラス効果を得ることができるとのこと。
- 成長できる
- 潜在能力が発揮できる
- ストレスがなくなる
3つとも魅力的な効果ですが、今の自分にもっともひつようなのは「ストレスがなくなる」ということ。
ストレスがなくなるのはうつ病を患っている僕にとっては最重要です。
本の構成は3章構成になっており、それぞれ3つのケースが紹介されています。
第1章:「外部要因思考」を減らして、「内部要因思考」を増やす
外部要因思考とはうまくいかないことを周囲(外部)のせいにすることになります。
例えば、「あの人が悪い」や「会社が悪い」、「景気が悪い」などといったようなイメージです。
それと相対して内部要因思考とは原因「内部=自分」のせいだと考えることです。
これを
- 環境のせいにする外部要因思考を変える
- 相手のせいにする外部要因思考を変える
- 運のせいにする外部要因思考を変える
という3つをケースが紹介されており、それぞれ「会社が悪い」や「相手(誰々)が悪い」、「運が悪い」といった良く使われる口グセを例に挙げて外部要因思考を内部要因思考に変える方法が紹介されています。
「会社が悪い」や「上司が悪い」などはついつい口に出したり、考えたりしてしまいますよね。
例えば「上司が悪い」という外部要因思考は「自分の仕事のやり方を点検」するという内部要因思考に変えることができることが挙げられています。
第2章:「言い訳思考」を減らして、「工夫行動思考」を増やす
2章では「言い訳思考」について紹介されています。
「言い訳思考」とはなにかやりたいことがあるとき、やらなければならないことがあるときに「自分には◯◯がないから(◯◯を持ってないから)できない」と言って、「リソース(資源)の不足」を言い訳にしてしまうことです。
言い訳思考を改善するポイントは、「工夫行動思考」にすること。
工夫行動思考とは自分には「時間」や「お金」などのリソースが不足していることを受け入れたうえで、「どうすればできるのか?」と考えて、工夫をすることになります。
これをまた3つのケースに分けて説明されています。
- 時間がないという言い訳思考を変える
- お金がないという言い訳思考を変える
- 能力がないという言い訳思考を変える
これも良くつかわれる言い訳ですね。
僕もうつ病で復職してるから余裕がないからブログ書けないとか、ガジェット系ブログやりたいけどお金がないとか、Webエンジニアに転身したいけど向いていないとか言い訳ばっかりしてます…。
この章ではそんな言い訳思考を工夫行動思考に変える例として、「自信がない」という言い訳は「自信がないほうが失敗は少なくなる」という工夫行動思考に変えられると挙げられています。
第3章:「思考停止」を減らして、「思考発展」を増やす
「思考停止」とは仕事や勉強、運動をしているとき、自分で買勝手に「限界がきた」と決めつけて、続けることをやめてしまう感が方です。
思考停止すると人の成長はそこで止まってしまい、持っている潜在能力が発揮されることはありません。
思考停止を改善するポイントは「思考発展」すること。
思考発展するには自分の決めた限界を上げる必要があり、そのためには自分よりできる人を見つけ、その人と比較をして、自分を客観視することが重要となってきます。
この章では
- 忙しいからできないという思考停止を変える
- これ以上できないという思考停止を変える
- 年だからできないという思考停止を変える
という3つの思考停止から思考発展にかえるケースが説明されています。
僕も年だから転職活動ができない、家庭を持ってるからチャレンジができないと思考停止してしまってる部分がありますね。
例として僕も良く考えてしまう「どうせうまくいかない」を「やってみなければわからない」という思考発展に改善する例が挙げられています。
付録:21日間思考改善トレーニング帳
付録として本編であげられた「悪い思考」を減らして「良い思考」を増やすトレーニング帳が付録としてついています。
- 外部要因思考を減らして内部要因思考を増やすトレーニング
- 言い訳思考を減らして工夫行動思考を増やすトレーニング
- 思考停止を減らして、思考発展を増やすトレーニング
各項目7日間、計21日間のトレーニングになります。
人間の細胞は約21日間で入れ替わると言われているので、3週間で考え方も変えてしまおうというものですね。
基本的にはそれぞれに対して自分の悪い思考や口グセを書き出して、それを含めて日々悪い思考や口グセを口に出さなかったかを振り返っていく感じになっています。
僕はこの本を図書館から借りているので、実際に書き込むことはできませんが、スキャンするなどしてトレーニングに取り組んでいきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
例として挙げられている「悪い思考」をしてしまったり、それが口グセになってしまっている人は多いのではないでしょうか。
僕自信にもかなり当てはまる部分が多かったです。
ページ数もそんなに多くなく、サラッと読めてしまうのもオススメです。
また、付録の思考改善トレーニング帳もうまく活用して今よりも、成長できて、潜在能力が発揮できて、ストレスがなくなる「良い思考」のクセをつけています。