この間よんだ「天才ハッカー安部響子と五分間の相棒」がおもしろくて
今は一田和樹さんの作品を読み漁りたいと思います。
あらすじ
大学生の凪は、同級生の不思議な美少女・霧香と付き合い始めたばかり。
ある日ふたりは路地裏の珈琲店ブラックスノウを訪れる。
店のマスターは、実はサイバーセキュリティに精通した人物だった。
店を手伝うことになった凪は霧香と共に様々なサイバー犯罪に触れてゆく。
一方、マスターを恨む美青年・凌が大規模な犯罪を企てていて・・・
過去の小さな因縁が世界をお揺るがすサイバーサスペンス。
【引用元】内通と破滅と僕の恋火 裏表紙
感想
喫茶店ブラックスノウのマスターへの復讐のために大規模なサイバー犯罪を企てているブラックスノウの元バイトの凌。
それを止めようとするマスターの戦いというのが大筋の流れ。
話しの中では喫茶店ブラックスノウのマスター、たまたまブラックスノウにやってきた大学生カップルの凪と霧香、常連客の西村を中心に、凪の主観で物語が進んでいきます。
その中で、凌が送り込んでいるスパイが主観となるシーンがおりこまれています。
なぜかサイバー関係の知識が豊富なマスターが渋くてマジでかっこいいです。
その反面一田和樹さんの作品を読むと自分の技術力のなさを突かれてるようで悲しくなります・・・。
でも、そのおかげで今のままではダメだという気持ちも強くなりもっと勉強しなきゃという意欲が湧いてきたってのもあります。
最終的に話しの流れからスパイはこの人物しかないと思わせておきながら
実は全く別の人物であったとわかった時は「マジかぁ・・・」と独り言を口走ってしまうぐらい騙されてました。
「天才ハッカー安部響子と五分間の相棒」に続いて自分にとってはかなり当たりの作品でした。