嫁さんがうつ病である僕のために図書館から借りてきてくれた本。
日々ストレスで悩んでる僕のストレスをリセットして、タイトル通り人生を変えてほしいとの願いだと思います。
表紙には「”うまくいく女”のシンプル・ルール」と書いてありますが、内容的には男でも別に関係ありません。
著者紹介
ストレスをリセットして、人生を変える。は順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんになります。
日本体育教会公認スポーツドクター。
1960年、埼玉県生まれ。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科博士過程終了。2006より現職。
20年以上に及ぶ、外科・移植外科、免疫、臓器、神経、水、スポーツ飲料に関する研究を経て、近年は交感神経と副交感神経について研究。
また現在、自律神経研究の第一人者として、数多くのプロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス工場指導にも携わっている。
著書には「なぜ、「これ」は健康にいいのか?」「「ゆっくり動く」と人生が変わる」などがあるほか、雑誌連載も多数。
「たけしの健康エンターテイメント! みんな家庭の医学」、「世界一受けたい授業」をはじめ、数多くの健康番組にも出演している。
ストレスをリセットして、人生を変える。:表紙折り返し
内容
内容はストレスをリセットするための50のシンプル・ルール(処方箋)が書かれており、自律神経を整えるという話しが主になっています。
1つのシンプル・ルールが長くても3、4ページでまとめられているので、サクサクと読みやすいです。
まずは全部読むのではなく、目次を読んで気になる箇所が実践していくことをオススメされています。
また、シンプル・ルールは50ありますが、その中でも大きく6つのカテゴリに分けられています。
- 運&幸せをつかむシンプル・ルール
- 毎日を楽しむシンプル・ルール
- 自信と魅力を高めるシンプル・ルール
- 居心地のいい人間関係をつくるシンプル・ルール
- 異性とのよりよいおつき合い&恋愛のシンプル・ルール
- 夢をかなえ、自分らしく生きるシンプル・ルール
今回はこ紹介されている50のルールから自分が気になった、実行しようと思えた3つを紹介します。
いつもの60%のペースで、ゆっくり動く
これは<運&幸せをつかむ>シンプル・ルールの1つになります。
心身を緊張させ活発にする「交感神経」と、心身に落ち着きをもたらす「副交感神経」、そのふたつの神経からなる「自律神経」は、人間の生活活動の根底を支えてくれている大切な神経になります。
例えば、呼吸や内臓の動き、血管の収縮も全て自律神経がコントロールしており、パフォーマンスの良し悪し、平常心のあるなしも、自律神経が影響します。
なので、「健康な人」「幸運な人」「美しい人」「成功者」・・・といわれるような人ほど、自律神経のバランスは高いレベルで整っています。
しかし、そんな大事な自律神経も、現代のストレス社会では、どんどん乱れていきます。
腹足な生活、暴飲暴食、過労、睡眠不足、不平不満、愚痴、怒り、イライラ、妬み、そねみ、焦り・・・など色々なものが自律神経を乱す要員となります。
さらに、女性は40歳、男性は30歳を目処に副交感神経の働きがガクンと下がるので、加齢も自立神経のバランスにとっては無視できない問題です。
そんな問題を解決してくれる基本こそが「ゆっくり動く」です。
ゆっくり動くことで、自然と呼吸が深くなり落ち着いていき、乱れていた自律神経のバランス、下がっていた副交感神経の働きが自然に回復します。
僕はどちらかというとせっかち、焦りやすいので、そんな時ことそゆったりとゆっくり動くことを意識してすごしていきたいですね。
ゆっくり立ち上がる、ゆっくり話す、ゆっくり水を飲む、ゆっくり微笑む。
これだけで乱れた自律神経は一気に回復するなんて素晴らしです。
注意点として「ゆっくり」と「ダラダラ」は全く違うということ。
ここは本当に気をつける必要がありますね。
まずは「ゆっくり動くこと」この基本をマスターしていきます。
「今をめいいっぱい楽しむこと」に集中する
これは僕は苦手です。
今をめいいっぱい楽しもうと思っても、些細な不安などが頭をよぎり、100%楽しめないことが多いです。
考えてもしょうがないのに1日中不安なことを考えてしまって常にネガティブな気持ちをひきづってしまいます。
では、「今をめいいっぱい楽しむことに集中する」にはどうすれば良いか。
それは、まずは「心配は百害あって一利なし」どころか、「心配はすればするほど、心と体の健康を底値、自分を幸運から遠ざけてしまう」ということをはっきりと意識することが重量とのこと。
人というのは心配すればするほど心と体の能力は低下し、自分から幸運を遠ざけてしまいます。
なので、不安や心配事、イライラをひきずりそうになったときは別のシンプル・ルールで紹介されている「1:2」の呼吸法をすることで、「心配しても何も変わらない、そんなことで体を壊すなんてもったいない」と気持ちが切り替わるはず。
あとは「悩むの後で!」とはっきりと決めて目の前のことを最大限意識する癖をもつことも大事とのこと。
いや、読めば読むほど苦手だなぁ。
でもこれを習得すればもっと有意義な1日1日がすごせていけるようになるはずです。
ちなみに「1:2」の呼吸法とは、まず鼻から3〜4秒息を吸ったら、今度は口をすぼめ、6〜8秒かけて細く、長く、ゆっくり息を吐き出す呼吸法です。
いつも「平常心」でいる
僕は自分に全く自信が持てません。
本当に自分に自信を持っていきてる人がどれだけいるかって話しかもしれませんが。
ストレスをリセットして、人生を変える。では「平常心」とは、すべての「自信」のもとであると書かれています。
ここで紹介されているのが「平常心」を保っていられる方法、「平常心」を失ったとしてもすぐに取り戻せる方法が紹介されています。
まず人はなぜ平常心を失うのかを知って、前もって対策をとることが大事で人の平常心の心の乱れは、大きくわけて5パターンになるとのこと。
- 体調がわるいとき
- 環境がわるいとき
- 余裕がないとき
- 自信がないとき
- 突然のことが起きたとき
それぞれの対策としては以下の通り。
体調が悪いときは、いつもより早く寝たり、ストレッチをしたり、食事を工夫したり、とにかく体調をよくすることを意識する。
環境がわるいときは、ほんの10分、着くの上を片付ける。
余裕がないときは、いつもより30分早く起きてみたり、待ち合わせの場所に10分前に行ってみる。
地震がないときは、焦ることはやめて、いつもよりちょっと余計に勉強したり、練習したり、準備する。
突然のことが起きたときは、「1:2」の呼吸法をする。
この5つを意識するだけで平常心と共に余裕を持つことができるようになる。
僕は何をするときでも常に自信がないときに当てはまるので、全てにおいて準備が足りてないんだなと再認識することができました。
あとは突然のことが起きた時はクレーム対応とかがそれに当たりますが、その時は「1:2」の呼吸法で乗り切れることを知れたのも大きいですね。
まとめ
今回紹介したのは50あるシンプル・ルールのうち、3つのみの紹介でしたが、いかがだったでしょうか。
本全体を通して感じたことは、自律神経を整えることに重点を置いている感じになります。
そのための簡単な方法として「1:2」の呼吸法が紹介されているので、これは是非マスターしておきたいですね。
あとは、ストレスのもとや夢を書き出したりと、色々と書き出すことでも自律神経を整えることができるようなので、僕も色々書き出していきたいと思います。
でも、思ったことを書き出すって苦手なので、0秒思考とかよんでみようかなぁと思う今日この頃です。
ストレスをリセットして、人生を変える。はKindle本にはなっていないので、気になる方は購入するか僕のように図書館で借りることをオススメします。