僕はブログを書いてますが、ライティングや文章の勉強はほとんどやっていません。
マジで自分で書きたいことを好きないように書いてる状態です。
それではいかんと思い、DaiGoさんの人を操る禁断の文章術を手に取りました。
今回は人を操る禁断の文章術を読んでのまとめを書いていきます。
目次
まえがき
まえがきでは文章が持つ力をを知ってもらうというところから入っていきます。
そのために
「あなたの思う、世界最高の美女は?」
という問いから入っていきます。
この問いによって個々で「世界最高の美女」を想像したはずで、これが文章の持っている力。
人はある言葉を目にすることで、想像をする。
この想像こそが行動を引き起こす原動力となります。
そして、文章たった1つの目的は「今すぐ人を行動させる事」。
文章を読む→その言葉に反応する→想像する→行動する
この仕組みこそが人を操る文章術の仕組みとなります。
その他にも文章のメリットとして以下のようなことが挙げられています。
- 会話はその場限りだが、文章は1度書いてしまえば半永久的に働いてくれる
- 会話はやり直しがきかないが、文章はやり直せる
- 表現、構成、長さ、説得力を見直すことができる
- 相手のリアクションを見て、文面を改善することも可能
このようなことを駆使して「相手を思うままに行動させる本」が人を操る禁断の文章術になります。
第1章 文章が持つ力は無限大
第1章ではまえがきから引き続き文章が持つ力の凄さが書かれており、最終的に人を操るための文章は下記の3原則があるということを
- あれこれ書かない
- きれいに書かない
- 自分で書かない
第2章 「書かない」3原則で人を操る
第1章で紹介された3原則について一つずつ詳細に解説されています。
あれこれ書かない
あえて短い文章で相手の想像力を利用して、行動を導くという方法になります。
人は受け取った情報が足りない時は想像や予測で修正、判断する能力があるので、あえて読み手に想像させる部分を残したほうが相手の行動を導くことができる。
さらに、文章中には1つのメッセージのみを入れて1つの結果を得るように書く(ワンメッセージ・ワンアウトカム)ようにし、伝えたいことを1つに絞り込むことで人は動くとのこと。
文章にあれこれと詰め込むとすぐに飽きられるので、狙う結果を一つに絞り込んで敢えて短文にすることで読み手の想像力を借りるのが良いです。
そのためには「自分が何を伝えたいか」ではなく「相手にどんな行動をして欲しいか」を考えて文章を作成する必要があります。
もうこの時点であれこれ書いてしまっている自分がいる・・・。
きれいに書かない
要は国語の教科書のようなきれいな文章ではなく、感情を揺さぶるような文章をかけということ。
きれいな文章=表面的な文章に見えてしまい、読まれない要因となってしまう。
コツとしては人の「感情」に話しかけるように書くこと。
自分で書かない
これは他人に書いてもらうという訳ではなく、文章を自分で考えるのではなく、書くべき相手のことを考えて書くということになります。
まずは相手の心を読んでから、書き始める。
ここではダイレクトマーケティングの世界で使用されている、メッセージ送るターゲットを分析し、そこに向けた文章を作成していくマインドリーディングが紹介されています。
いきなりマインドリーディングと言われても・・・と感じるかと思いますが、わかりやすい例も記載されていますし、要は相手のことを考えろってことです。
第3章 人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
メンタリズムとは「行動や態度、言葉などか相手の真理を読み解き、思うままに誘導する技術」のことで、読み手を観察し、その文章を「読みたい」と思わせるもの。
その中でも読み手に刺さるトリガーを文中に埋め込むのがメンタリズム文章の真骨頂とのこと。
そのトリガーとは7つあります。
- 興味
- 本音と建前
- 悩み
- 損・得
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
興味
現代社会はSNSを利用することで、相手が興味のあることを知ることがでできるので、そこから興味をリサーチできる。
リサーチした読み手の興味を起点に文章を作成していく。
本音と建前
相手の本音(理想)と建前(現実)のギャップに心が揺さぶられるエネルギーが詰まっている。
理想を気づかせて、認めてあげることで、読み手が行動したくなるように仕向ける。
悩み
人の悩みの9割はHARMであり、年齢がわかれば、ほぼ確実に悩みがわかる。
- Health:健康、美容
- Ambition:夢、将来、キャリア
- Relation:人間漢検、結婚、恋人、会社
- Money:お金
悩みを見抜いて、解決策を定時し、こちらの狙い通りに誘導する。
損・得
人間は特よりも損を気にするようにできており、50%オフより5年間返金保証などのほうが購買意欲が高まる。
正直にデメリットを提示することで信頼を得て、文章はデメリットを上回るメリットで締めくくることで行動を誘導する。
みんな一緒
みんながそうしているからは「社会的証=みんがしていることがは正しい」という意識を持っており、憧れの人が使っていたりすると、同じものが欲しくなったりする。
自分だけが乗り遅れるという恐怖が人を駆り立てる。
読み手が所属したいカテゴリー(憧れ)、既に所属してるカテゴリー(共通点)につなげてメッセージを訴求する。
認められたい
いわゆる承認欲求。
文章中に「初めてです」や「変わりました」など承認要求をくすぐる言葉を文章に盛り込むと、読み手は喜び行動してくれる。
あなただけの
◯◯さんだから言うんだけど的なもの。そこから希少性・特別感が生まれる。
人は物の限定より情報の限定に弱い。
第4章 あとは、5つのテクニックに従ってかくだけ
実際に文章を確認あたり、そのまま使える5つのテクニックが紹介されている。
その5つのテクニックは以下の通りです。
- 書き出しはポジティブに
- 何度も繰り返す
- 話しかけるように書く
- 上げて、下げて、また上げる
- 追伸をつける
書き出しはポジティブに
書き出しを明るい調子で書き始めると、それだけで相手の心を掴み、その先を思わせることができる。
書き出しは文章の初対面であり、初対面の効果は7秒できまり、半年間持続すると言われている(=初等効果)
人は第一印象の影響から離れられないので、文章の書き出しは好印象に見せる。
何度も繰り返す
同じ意味と感情を文章の中で言葉を変えて繰り返しことで説得力が増していく。
しかし、同じ言葉を3回以上使うと逆効果で相手が飽きてしまうので、表現を変えて10回繰り返すことを意識する。
話しかけるように書く
まずは読み手と会話をするよう一人二役で書き、それを文章化していく。
人は文章より会話のほうが内容を覚えやすい。
ポイントは自分がこういったら、読み手はこう反応するだろうなと想像すること
上げて、下げて、また上げる
書き始めから上げ続けていくよりも、一度、落とすことで、感情の起伏が大きくなり感動が高まる。
ちょっと伝えづらい話もポジティブに書き脱し、一度落としてから、最初のポジティブを超えるように閉めるのが良い。
追伸をつける
あらゆる文章の中で人が最も読み、心に残るのは追伸部分。
人は達成した課題よりも、達成されなかったことや中断されていることをよく覚えている。
一区切りすると人は忘れてしまい、区切りがついてないものは、必ずの脳のどこかで考え続けられる。
重要なのは追伸の前で一度、きちんと話しを終了させておき、追伸にクライマックスを作ること。
人を操る禁断の文章術のまとめ
だいぶ駆け足でまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
文章を格上での3大原則。
- あれこれ書かない
- きれいに書かない
- 自分で書かない
人の心に刺さる7つのトリガー。
- 興味
- 本音と建前
- 悩み
- 損・得
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
実際に使える文章を書くための5つのテクニック。
- 書き出しはポジティブに
- 何度も繰り返す
- 話しかけるように書く
- 上げて、下げて、また上げる
- 追伸をつける
が紹介されてきましたが、僕が一番大事に感じたのは読み手の気持ちになって文章を考えるということ。
これは僕が一番できてないことだと思ってます。
現にブログを書いてますが、読み手の気持ちではなく、自分が書きたいものを書いてしまっているのが現状です。
あと本の感想としては細かく例文も乗っているし、課題もあるのでかなり分かりやすく仕上がっていますね。
文章を書く人は一読することをオススメします。