Web2.0とは?
Web 2.0とは、2000年代中頃以降における、ウェブの新しい利用法を指す流行語である。2005年に発祥し、その後2年間ほど流行した。
ティム・オライリーによって提唱された概念であり、狭義には、旧来は情報の送り手と受け手が固定され送り手から受け手への一方的な流れであった状態が、送り手と受け手が流動化し、誰もがウェブサイトを通して、自由に情報を発信できるように変化したウェブの利用状態のこと。
【引用元】ウィキべディア
感想
今まで受け手(ホームページ等で情報を見るだけだった人)がブログやSNS等で自ら送り手(情報発信)ができるようになったということ。
Web2.0の前の状態(ホームページ等で情報を見る)をWeb1.0と呼ぶらしい。
そして、今ではWeb3.0の話題も出るようになってます。
Web3.0はウェブ上のデータをデータベース化して誰でもそのデータを必要な時に取得し、利用可能にするというものらしいです。
今回読んだWeb2.0殺人事件はその名の通りWeb2.0が舞台です。
この本の発行日は2006年なので、その当時の代表的なWeb2.0のサービスを題材に小説っぽく「Web2.0ってこんなんだよ」ということを教えてくれています。
主人公は寧人(ねと)くん10歳。
父親はおらず、母親が喫茶店を経営しておりその喫茶店でインターネットをすることが寧人くんの日課。
喫茶店の来店客の悩みをWeb2.0の特徴やサービスを利用して解決していくという6つの話しから構成されています。
- ミクシィのアリバイ
- 教えて!gooの暗号
- ブログ殺人事件
- はてなブックマークを解読せよ!
- 口コミサイトと招待客
- YouTube誘拐事件
どうみても寧人くんが10歳には思えなかったり、口調が女の人っぽくて、寧人と母親のどっちがしゃべってるかわかりにくかったりしいますが、ざっくり「Web2.0ってこんなもんなんだよ〜」というレベルで理解するには良いのではないかと思います。
物語になってるので、気楽に読めますしね。
本自体は古いですが、Web2.0の概念的な話しなので今更読んだから時代遅れってことにもならないと思います。
Webに興味あるけど学習書とかはちょっと・・・という方は読んでみてはいかがでしょうか。